マスク着用の習慣が原因で起こった現象とは??

マスク着用の習慣が原因で起こった現象と…

皆さん、こんにちは!!

2024年がスタートしましたね!

今年1年が皆様にとってより良い年なりますように祈っております。

さて、昨年5月より、新型コロナウィルスが「5類感染症」となり、昨年の後半からコロナ禍前の生活や環境を取り戻されている方が多いのではないかと思います。

コロナによる影響は計り知れない所がありますが、今回はコロナが及ぼした皆様のお口の中の変化についてのお話になります。

「コロナ禍によって当たり前となった習慣」と聞いて、まず多くの皆様が思いつくことは、マスクの着用、ではないでしょうか。

 

  • マスク着用の習慣が原因で起こった現象とは??

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マスク着用が原因??

実は、このマスクをする習慣によって、ある現象が増加したとされています。。。

ズバリ、、、「口呼吸」です!

マスクをしているが故に、表情や口元を気にすることが減少したことにより、それに伴って口の周りの筋肉を動かす機会も減少してしまったことが原因とされています。特に小さなお子様に多くみられる症状のようです。

 

この口呼吸、何が問題であるのか、以下に、口呼吸がなぜ望ましくないかについていくつかの理由を挙げてみます。

 

■喉や口の健康に悪影響を与える可能性がある

口呼吸が続くと、喉や口の乾燥が起こり、これが口腔内の細菌の増殖を促進する可能性があります。また、歯の健康にも影響を与えることがあります。

 

■酸素の効率的な取り込みが難しい

鼻は酸素の取り込みを効果的に行います。鼻での呼吸によって酸素が体内に取り込まれると、肺に送り込む前に温め、湿らせられます。一方で口呼吸ではこれらのプロセスがスキップされ、酸素の効率的な取り込みが難しくなります。

 

■正しい姿勢がとりづらくなる

口呼吸はしばしば不良な姿勢と関連があり、顔の形成にも影響を与えると言われています。特に成長期の子供たちにおいて、正しい鼻呼吸が重要です。

 

■睡眠時の呼吸障害のリスクが増加する

口呼吸が続くと、睡眠中に口が開いたままになり、口からの呼吸が主体となることがあります。これが続くと、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの問題が発生する可能性があります。

 

■口呼吸は鼻呼吸よりも効果的でない場合がある

鼻には鼻毛や粘膜があり、これらは空気を浄化し湿らせる役割があります。鼻呼吸はこれらのフィルタリング機能を活用し、空気を整えてから肺に送り込むため、健康に良いとされています。口呼吸ではこれらのフィルタリング機能を回避することになります。

 

上記の問題点ですが、もちろん個人差がありますので、一概には言えませんが、この口呼吸の問題は、ここ最近メディアでも取り上げられるようになりましたので、もしコロナ禍の前後で、もし口呼吸が問題だと感じることがある場合は、専門家や医師に相談することをお勧め致します!

 

さわだ歯科クリニック戸田

澤田 尚也