キシリトール100%の「歯医者さんが作った…

  • チョコレートで虫歯が予防できる!?

“チョコレート”と聞くと、いかにも虫歯になってしまう食べ物としてのイメージが強いかと思いますが、このチョコレートはキシリトール100%となっており、逆に虫歯を抑制する効果があります。

 

では、このキシリトールとは、そもそもどんなものか特徴をみていきましょう。

 

その① 天然素材の甘味料!
キシリトールは自然界に存在する糖アルコールです。
多くの果実や野菜に含まれ、人体でも作られています。

 

その➁清涼感のある甘味質!
キシリトールは溶解時に吸熱反応が起こり、口の中で爽やかな清涼感が得られます

 

その③血糖値に影響を与えません!
キシリトールはインスリンに関係なく代謝されるので、糖尿病の方も安心して接種できます。

 

その④エネルギー!
キシリトールの熱量は砂糖の75%です。

 

その⑤安全性!
キシリトールはアメリカ、カナダ、EC諸国など世界38か国以上の国々で食品、医療品用途で認可されており、FAO/WHO合同食品規格委員会より、「1日の許容摂取量(ADI)を特定せず」という最も安全性の高いカテゴリーとして、評価されています。

 

上記のような特徴をもつキシリトールですが、虫歯をどのように抑制しているのか、そのメカニズムをみていきましょう。

キシリトールの虫歯抑制メカニズム

1,口腔内最近に対しての非発酵性
砂糖を摂取したとき、口腔内のpHレベルは急速に低下し、歯のエナメル質の脱灰が生じます。キシリトールは口腔内細菌によって全く発行されませんので、酸は生成せず、pH値も変化しません。

2,虫歯菌の成長抑制
キシリトールは歯垢とその中の虫歯菌を減少させることが研究などで実証されています。
このような効果が実証されている甘味料はキシリトールだけです。

3,歯質の再石灰化の促進
キシリトールは唾液の分泌を促進し、それによって口腔内のカルシウムレベルが増大し、健康な歯の脱灰防止と再石灰化効果を促進することにより、虫歯の発生を防止することが研究などで実証されています。

4,口腔内細菌の非順応性
非齲蝕性の甘味料も継続的に摂取し続けると、口腔内の細菌が順応して砂糖と同様に発酵され、酸を生成することが知られていますが、キシリトールだけは他の甘味料と異なり、10年以上継続的に摂取しても全く口腔内細菌は順応しない事が研究で実証されています。

以上から、この「歯医者さんが作ったチョコレート」は虫歯を抑制する効果が期待できます。

より効果的な食べ方として、虫歯菌が一番増殖する寝る前に食べるのがおススメです!

1回1~3粒(幼児は1回1粒)、1日1~3回、ゆっくりなめながら、お召し上がりください。

こちらの歯医者さんが作ったチョコレートをお求めの方は、お気軽に当院スタッフまでお声かけください。

 

さわだ歯科クリニック戸田

院長 澤田 尚也